筋トレを結構されている方でも知らないと言う場合が多いこのHMBサプリ。プロテインやBCAAは知っている!と言う方でも、HMBとは?と聞かれると首をかしげる方も多いです。

それもそのはず。プロテインやBCAAなどのサプリメントの歴史はかなり深く、サプリメントとしてボディービルダーやスポーツ選手などに、知られるようになったのは1970年頃であると言われています。

それに対してHMBサプリの場合、海外では2000年頃から、日本で認知され広く販売されるようになったのは2010年頃と、比較的最近でまだまだトレーニーの中でも知名度が低いのが現状なんです。

ただ、フィットネスの本場アメリカ合衆国では、筋力トレーニングなど肉体改造を趣味としている方は、トレーニング直後や普段の生活からこのHMB摂りいれている事が多いんですよ。

HMBと言うのはβ-ヒドロキシ-β-メチル酪酸の事で、英名に直すと「3-Hydroxy 3-MethylButyrate」。これの頭文字を取ってHMB(エイチエムビー)と呼ばれるようになりました。

働きや効果に尽きましては次の章から詳しく触れて行くのですが、簡単に説明すれば必須アミノ酸であるBCAAの内の1つ、ロイシンが体内で分解された時の代謝物質になります。

HMBサプリで期待出来る効果とは?

まずは、HMBサプリの主成分であるHMBがどのような働きをもたらしてくれるのか、どのような効果を期待する事が出来るのかについて話していこうと思います。

HMBとは前の章でも軽く触れましたが、バリン、ロイシン、イソロイシンのBCAAの内、ロイシンが身体の中で消化・吸収される過程で出来る代謝物です。

実はこのロイシン、肉体改造をして女性の目を惹くカッコいい身体になりたい男性や、男性を虜にする魅惑的な美ボディを手に入れたい女性にとってめちゃくちゃ嬉しい成分である事をご存知でしたか?

前置きは長くなってしまいましたが、それではこのロイシンの代謝物質であるHMBを摂りいれる事でどのような効果をもたらしてくれるのか、を1つ1つ見て行きましょう。

筋肉を作り出してくれる働きがある

筋肉を作り出して理想的な体型になるために1番欠かす事が出来ない栄養素はタンパク質になります。

その中でもBCAAに含まれているロイシンには、タンパク質が分解されて出来るアミノ酸の中でもトップクラスに筋肉を強化してくれる効果があります。

まず、ロイシンには筋肉を作り出してくれる効果が1つ目になります。当然ですが、食事やサプリメントなどから良質なロイシンを含んだアミノ酸を摂取出来なければ、理想的な身体を目指すのは難しいでしょう。

いくら筋トレで毎回追い込んでいてもなかなか筋肉が付かない・・・と嘆いている方は、もしかしたら栄養面を見直してみると効果を実感出来る可能性はグンと高まります。

筋肉の分解を防ぐ効果がある

HMBサプリの主成分であるHMBには、筋肉を強化してくれる働きだけでなく、一度作り出した筋肉が分解されるのを極力防いでくれると言う働きもあります。

ボディービルダーの方は増量期と減量期を分けている事がほとんどで、減量期には出来る限り筋肉は残したままで脂肪だけを落としていくと言う方法を取るのですが、これはかなり難しい事なんです。

脂肪を減らしていくためにはご存知の通り、食べるエネルギー(摂取エネルギー)よりも、運動をするエネルギー(消費エネルギー)を多くしなくては、体重が落ちて行く事はありません。

理想を言ってしまえば筋肉量を1gも減らさないまま、体脂肪だけを削ぎ落していく事ですが、現実には厳しくどれだけ食事や運動に気を付けていようとも数kgの筋肉が減少してしまうと言います。

ロイシンには、ダイエットや減量中にも筋肉をなるべく残してくれると言う効果がありますので、太り辛く筋肉が落ちやすいハードゲイナーの方はHMBサプリは重宝するのではないでしょうか。

せっかく頑張って筋肉を付けたのに、みるみる萎んでいくのを見るのは辛いですよね。

筋肉の疲労回復を手助けしてくれる効果がある

筋肉を強化する、分解を防いでくれると言う効果の他には、筋肉疲労の回復を早めてくれると言うトレーニーから主婦の方にまで嬉しい効果があります。

これにはロイシンのインスリンを分泌を促進してくれると言う働きが影響しており、これが行われる事で筋肉の回復を促進させ、疲れを感じにくい体質にしてくれると言う訳ですね。

また、インスリンが分泌される事で筋肉内でブドウ糖がエネルギーとして利用されるようになります。

トレーニングを頑張っているにも関わらず、筋肉量が減少してしまう原因の1つとしてエネルギーが筋肉内で上手く使われる事が出来ずに、筋肉を分解してエネルギーを作り出すと言うものがあります。

筋肉が分解されてしまう事でかかる負担も大きなものになってしまいますので、分解を防ぎ、疲労回復をして行くと言う点ではロイシンは大きな効果をもたらしてくれるのです。


今1番選ばれているHMBサプリはこれ!

HMBサプリって筋肉増強剤ではないの?

よくオリンピックやスポーツの世界大会などを見ていますと、ドーピング検査に引っかかってメダルを剥奪されたなんてニュースを耳にする機会ってありますよね。

ロイシンの代謝物質であるHMBには、上のような効果を期待する事が出来るため、巷ではHMBサプリって結局は筋肉増強剤なんじゃないの・・・?と不安を抱いている方も多いようです。

ただ、結論を言ってしまえばHMBサプリはあくまでも栄養補給が出来るサプリメントであって、決して禁止薬物などの危険なお薬と言う訳ではありませんのでご安心ください。

実際に各HMBサプリに含まれている成分を見て頂ければ分かるのですが、筋肉を増強させる事でも有名な「アナボリック・ステロイド」のようなドーピング成分は一切含まれておりません。

結局のところ、HMB=ロイシンと言うのは牛肉や鮭、大豆などの食品からも摂れますし、体内でも合成する事の出来る自然に存在する安全な成分です。

各HMBサプリ業者のホームページを見てみると、凄い怪しくて危険なイメージがプンプン漂ってはいますので心配になってしまうのも無理はないですよね・・・。

ロイシンは食事から摂れば良いんじゃない?

恐らく頭の回転が早い方であれば、「HMBサプリに含まれているロイシンが代謝された物質が筋肉に良い事は分かった。それなら食事からロイシンを摂ろう!」と思うかもしれません。

先ほどにも書きましたが、ロイシンはサプリメントだけでなくお肉や大豆などに豊富に含まれているため、わざわざHMBサプリに頼らず食事だけでも何とか出来そうな気がしますよね。

ただ、食べ物からロイシンを摂って100%HMBに変換されるかと言われればそうではなく、何とロイシンのたった5%しかHMBに変換されない事が最新の研究でも明らかにされています。

確かにロイシン自体は補う事が出来るのですが、それをHMBに変換するとなるとかなり多くの量を摂らなくてはいけません。例えば筋肥大に効果をもたらすとされているHMB量である3g摂るためには、およそ60gものロイシンを摂らなければいけません。

ロイシンを多く含む食べ物としてレバーがありますが、仮にも100gのレバーを食べた所で体内に吸収出来るロイシンの量は1.8g。

HMB3g分のロイシンを摂るためには、およそ3.3kgものレバーを毎日食べ続けなければいけないと言う計算になります。HMBだけでなくビタミンなどの別の栄養素も摂る必要があるので、お腹の容量も限界を迎えてしまいます。

これは大食いファイターでもない限りは現実的ではありませんので、食事だけでHMBを補おうとするのではなく、サプリメントなどを上手く活用しながら摂りいれて行く必要がある、と言う訳ですね。

ロイシン単体のサプリメントは危険!?

HMBサプリではなく、ロイシン単体のサプリメントの購入を検討されている方も中にはいらっしゃると思います。

これであれば食事などとは違い、効率良くロイシンを摂取する事は出来るのですが、正直これはあまりおすすめ出来ないです。

と言うのも、ある1つだけのアミノ酸をたくさん摂ったとしても効果が発揮されるどころか、逆にアミノ酸そのもののバランスが崩れてしまいます。

この場合ではロイシンの多量摂取がこれにあたりますね。こうなるとアミノ酸が体内にあるにも関わらず、不足した状態である、と身体が錯覚を引き起こしてしまうんです。

さらに詳しく知りたい方は、「アミノ酸インバランス」で検索するとより知識を深める事が出来ますが、要は1つの成分だけを重点的に摂るのは好ましくないですよ!と言う事です。

ロイシンやアルギニン、グルタミンなどは単体でも販売されていますが、これらは理想的な配合量で摂りいれる事が求められますので上級者向けであって、初心者が使うにはかなり難しいです。

やはり肉体改造をしたいんだけど、専門的なトレーニング知識を所持していない初心者の方であれば、総合的な筋肉成分を補給する事が出来るHMBサプリの方が確実におすすめであると言う訳です。

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プロテインとHMBサプリの違いは?

HMBサプリに興味を持っている方の、恐らくおよそ99%の方がプロテインの事を知っており、実際この2つのどちらを購入しようかと悩んでいる方も少なくないと思います。

まずはこの2つの明確な違いを明らかにしておきましょう。プロテインはBCAAやグルタミン、アルギニンなどのアミノ酸がバランス良く含まれた、あらゆるタンパク質を総合的に補給出来るサプリメント。

それに対して、HMBサプリはアミノ酸の中でもHMBを主軸としたサプリメント。要するに満遍なく栄養素を摂りいれたいのであれば、プロテインを、HMBを重点的に補いたいのであればHMBサプリがおすすめ出来るんですね。

食が細く全体的に1日のタンパク質の摂取量が低いと言う方には便利なプロテインですが、一方で既にきちんとタンパク質を補えているのに、筋肉が付かないと言う方とってみれば器用貧乏であるのもプロテインの特徴。

そうではなく筋肉を強化し、分解を防いでくれる成分であるロイシンの代謝物を効率良く補給をし、出来る限りコンスタントに筋肉を付けて行きたいと言う方には断然プロテインよりもHMBサプリがおすすめです。

例えばとあるAと言うプロテインには、2スクープ(32g)でおよそ2gのロイシンが摂れるのですが、HMBに換算しますと2g×5%=0.1gしかHMBを補給出来ませんので基準量である3gには到底及びませんよね。

もちろんどちらか一方ではなく、両方同時に摂取して行っても何も問題はありません。食事で足りない分を食事の一環としてプロテインを使うのも良し、トレーニング後に効率よく筋肉に栄養を補給するためにHMBサプリを使うも良しです。

このように、用途別にプロテインとHMBサプリを使い分けて行くと良いでしょう。

ただ、先ほどにも書きましたがHMBサプリにもHMB単体しか含まれていないようなサプリの場合ですと、アミノ酸インバランスを引き起こしてしまう恐れがあり、筋肉の発達を止めてしまう恐れがありますので止めておいた方が良いでしょう。

HMBだけでなく、BCAAやグルタミンなど、色々な働きをもたらしてくれるアミノ酸が総合的にバランス良く含まれているHMBサプリを選んでいく事が望まれます。

プロテインよりも筋肉増強効果が高い!?